【4月30日】長崎県産 びわ

今回は長崎県産びわのご紹介です。

びわはバラ科の食用果実で、原産は中国です。日本では主に九州、四国の他、和歌山県、千葉県、静岡県などで栽培されています。

びわにはβカロテンという、ニンジンなどにも代表される栄養素が豊富に含まれています。これらは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、消化器官などを正常に保つ働きがあります。高血圧や動脈硬化の予防をはじめ、がん予防や老化抑制(アンチエイジング)にも効果があると言われています。

またポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」も含まれています。クロロゲン酸はウイルス疾病予防にも効果があると期待されている成分なので、風邪予防など、免疫力アップにも良いかもしれません。

店頭では、玉の大きさにもよりますがスタンダードなものだと6個入のパックで500円~600円前後で販売されています。

店頭での商品の見分け方としては、濃いオレンジ色で色づきが良く、左右対称のふっくらとした形をしているもの、皮に張りがあってうぶ毛がしっかりと生えているものを選ぶと良いでしょう。

保存方法としては、常温保存でも大丈夫です。直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所で保存して下さい。ただし長期間の保存には向かない為、購入後は早め(2~3日以内)に食べるようにしましょう。またびわはとても傷みやすいので、強く押したりしないよう取り扱いにも注意してください。

美味しい食べ方としては、ヘタ(軸)を持ってヘソ(下)の方から手で皮を剥いてそのまま食べるのがおすすめです。もちろんナイフで皮を剥いて食べやすい大きさに刻んで食べるのもアリです。中の種は取り除きましょう。

5月~6月にかけてがちょうど食べ頃になります。味や食感としては洋梨や柿などに近く、癖や雑味もなくさっぱりとしていてとても美味しいので、ぜひご賞味ください。

(紹介者:果実部 工藤)