業務内容

りんご部

当社グループで取扱うりんごの量は、全国の生産量の約20%です。
それゆえ、日々の市況は全国の中央卸売市場をはじめ、大手量販店はもちろんのこと、台湾や中国のバイヤーまでもが指標として参照しています。



全てのりんごが公正かつ効率的に競売にかけられていきます。
高品質なりんご上場と適正な価格形成は、りんご生産者及びりんご買参人双方の有利販売に寄与していると確信しています。



競売後は直ちにりんご園地に向かい、本日の市況や次の出荷タイミング、売れ筋品目への更新の案内等の情報を生産者に伝えます。
また、産地のりんご育成情報等を買参人に伝え、仕入れに役立ててもらっています。
農産指導課では、産地を巡回し果実や野菜の生産指導を行っています。弘果オリジナルブランド「つがりあん」のメロンやぶどうなどを定植から収穫まで一貫して指導しています。



そ菜部

青森県は食料自給率が約118%と高く、農産物の生産も盛んな農業県です。四季折々の高鮮度な地場野菜が上場され、県内はもちろんのこと、全国に向けて出荷されています。



地場野菜の全てが競売にかけられ、先取りや相対取引はありませんので、セリ値が需給バランスによって上下しますが、持続的な生産活動及び小売業の両立に貢献しています。
当社オリジナルブランド「つがりあん」の野菜シリーズを持ち、栽培していただける生産者との綿密な打ち合わせや指導を行っています。



果実部

りんご以外の果実も青森県では多く生産されており、全国の産地リレー(九州~関東~東北)の終盤を占める重要な産地県という位置づけになっています。



いちご、さくらんぼ、メロン、スイカ、桃、ぶどうと多岐にわたる商品ごとの栽培ノウハウや出荷形態、販売先の違い等、高度な知識と判断力が求められる部門です。
冬から春にかけては、他県産の商品が多くなるため、県外の生産者とのパイプ作りも重要な担いの一つです。



貿易部

かつてはバナナの消費量が全国トップクラスだったこともある青森県(平成30年は15位)、真青なバナナを追熟させ小売店へ供給する技と方法は、当社設立時からの伝統となっています。



TPPの発効等、食品流通においても海外からの輸入があたりまえとなった現在、国内生産の維持を図りながらも需要に見合った供給のため、輸入商社とタイアップしながら販売をすすめています。相対取引となり、商談にも出かける部門です。



商事部

プロダクトアウトからマーケットインの時代、国内外の消費トレンドを地元生産者にフィードバックし、生産物の有利販売につなげることを目的とした部門です。
マーケティングの他には、販売促進に関する業務やSNS等を駆使した広報活動、海外での商品展示会への参画等、機動力が求められる部門でもあります。



 

基本的には当社で卸売された商品は、買参人の方々が全国の市場や量販店へと出荷しており、当社が卸売場以外の第三者と取引することはありません。
しかしながら、当社オリジナルブランド「つがりあん」シリーズの農産物をもっと他県や海外に広め、青森県での生産量の増大を図るために、「弘果東京営業所」として東京にも営業拠点を置きました。ここで得られた消費者ニーズも、地元青森の生産者へフィードバックし、活用しています。



精算部

精算部では当日販売された各部の伝票をパソコン入力し、請求書や仕切書などを発行しています。窓口には業者や出荷者が訪れ、入金や支払の処理を行います。



営業事務所に隣接し、営業担当者のフォローも行いますので、営業に負けないくらいの元気がないと勤まらない部門です。お客様からのお問い合わせの電話対応も担当し、「明るい笑顔、大きな返事、元気な挨拶」の実践が求められる部門でもあります。



電算室

電算室では、業務システム管理やプログラミングを行ったり、機器やソフトウェアの管理、画像処理やデザインに関することなど、社内の業務を円滑にするため各部のサポートを担っています。



総務部

上述の各部門の業務以外の全てが総務部の仕事です。庶務、人事、経理、施設管理、広報等、この部門なくして会社は回らないと私たちは自負しています。(本HPも私たちの手によるものです。)